右向け左!(5)

グリーンカラーは根性カラー、根性は新人隊員の基本。
金もないが根性もない坂田ミツオにとって、自衛隊はまさに生き地獄!! しかし、人生何が起こるかわからない! 偶然の電話で、坂田は失恋女子高校生と週末にデートの約束をとりつける。
さらに、デート当日に美人自衛官の浅野三曹からドライブの誘いが……。
こんな、うまい話があっていいのか!! どうする坂田!?階級昇進のチャンスを逃し、暴風雨のなかで民間人を助けてみればカッパ呼ばわりされ、山口班長のストレスは溜まる一方。
その上、ライバルの今井三曹の甲子園自慢を聞かされると、なぜか坂田にのせられて野球勝負をすることに。
浅野三曹にいいとこ見せようと、班長は坂田と猛特訓を積んで勝負に挑む!! 負ければ屈辱のカッパ刈り。
お日様の下、男のプライドを賭けた戦いが始まった!!相変わらず男だらけの毎日で、悶々としてばかりの坂田ミツオ。
そこへ、ある日突然純子が坂田を訪ねてやって来て、徳山と別れるために力を貸してほしいと言う。
当の徳山も、純子を殺して自分も死ぬと言って追いかけてきた! 徳山にボコボコにされた坂田をよそに、女に飢えた隊員たちは、見目麗しい純子を守るため防衛軍を結成!! 迫り来る、まるでゴジラのような徳山に全面戦争を挑んだ!!坂田ミツオたちダメ新入隊員も、教育隊での研修を終えて、本物の自衛官として第一歩を踏み出す日が目前だ。
しかし、坂田にとっては夢も希望もない、ヤクザ・徳山への借金返済地獄が続くことに変わりない。
教育隊での仕上げの野営訓練で、ついに坂田は徳山に牙をむく! 実弾飛びかう、恐怖の最終バトルの結末は!? 話題を呼んだ爆笑自衛隊コメディ、ここに完結!!6年ぶりに帰国した日本で麻子が最初に会ったのは、かつて愛した森朗だった。
森朗は現在の夫である一郎の実の弟。
麻子は婚約者の弟と恋に落ちてしまったのだ。
義母の懇願で一郎と結婚した麻子だったが、本当はいつも森朗を想っていた。
彼が自分の妹・木綿子との結婚を考えていることを知った麻子は、木綿子の前だというのに涙を抑えることができない―。
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